メニュー

 

社会実装教育のカリキュラム導入例



連携校7高専において、「社会実装教育」をカリキュラムに組込み、実践を始めています。
 
本科1年~4年までの導入事例
1年次導入例沼津高専
1年共通実験「工学基礎」において、ダーツ発射ロボット開発を通したメカトロダーツ競技会を実施する授業を立ち上げ、平成24年度より実施しています。エンジニアリングデザイン能力を涵養することを目的に、標準機の組み立て、アイディア出し、システム提案、改良作業、競技会というPBL形式の授業の流れを構築し、チームごとに学生の役割を5つ設定したことにより、全員が協力して授業に取組む姿勢が良く見られました。



2年の情報通信システム工学科の実験科目にマイコンを使った機器の作製実験を導入しました。設計図や用いる部品の選定などを自ら考え、実現可能性などを教員と相談しながら実際に作製する作業を行っています。何がどこまで完成できたのか把握すること、機器作製過程の記録を残すことなど意識させています。



機械工学科3年の「機械設計製図」の授業で、社会的要求を配慮したものづくりをテーマとして高齢者が室内を移動するための電動車のギアボックスについて、仕様策定・設計・製作・評価を繰り返し取組む授業方法の開発を行っております。このプロセスによって、学生の基礎的学力が身につくとともに学習意識が向上することが分かってきました。



機械工学科4年「創成工学実験」で、平成25年度より新型マイコンボードを導入しました。従来のボードと比較して、省電力マイコンの導入や入出力点数が増加しており、社会実装で開発するロボットの制御もしやすいものとなっています。また、5年生で社会実装で取組むときに、4年の授業で学習した内容を活用しやすい流れになっています。




本科4年に地域の特色ある企業を実地で調査する授業を導入しました。調査先の企業は、製造・計測機器、特殊加工、IT、ロボット等さまざまですが、いずれも独自の製品や技術を有する世界的なオンリーワン企業ばかりです。普段は目にする機会は少ない企業といえますが、最先端の技術が如何に生まれ、使われるかを学生が知る貴重な機会になっています。
また、調査では、各社のトップから直接話を聞き、議論を展開します。これにより、企業等を調査する際の基本的手法を学び、実践することをも目指しています。

「地域産業論」の一環として、平成26年度には地域の企業のトップの方々に「高専生へのメッセージ」をインタビューしました。
企業トップインタビュー報告書はこちら
 
本科5年~専攻科2年までの導入事例

卒業研究において、社会実装を取り入れた研究を進めています。平成24年度からは医療機関と連携し、医療関係者から意見を聞きながら、リハビリテーションを支援するアプリケーションの開発を行うなど、地域との連携を広げています。社会実装を目的に協力者と接することで、高専の学生のコミュニケーション能力をより強化することが期待されます。


専攻科1年の長期インターンシップと、平成26年度は受け入れ企業が雇用の形を取る“企業書生”において社会実装を取り入れています。学生自身が積極的にコンセプト等を提案し、企業と協力しながら障がい者支援のシステムを構築しました。卒業研究+長期インターンシップ+特別研究を通し、本科と専攻科を融合した理想的な「社会実装教育」の体系の構築を目指しています。


専攻科1年「システムデザイン」において、技術者育成道場という名称で、疑似的に社会実装をするプロジェクトワークを実施しました。ここでは、前半を専門家による講演会、後半を講演に関連した内容で講師の先生から出された課題についてのディスカッションとプレゼンテーションを通して、技術的な内容に加えてディベート力やコミュニケーション力の養成を促しました。